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スーダンの地域情報
異文化の同居する国・スーダン
スーダンはアフリカ北東部、エジプトの南側に位置する国で、アメリカ合衆国の3分の2の面積を持つアフリカ大陸最大の国である。スーダンはイスラム世界とブラック・アフリカにまたがる国で、北部にはアラブ人が、南部にはナイロティック系アフリカ系黒人が多く見られる。奴隷売買に見られるように両者は歴史的に複雑な背景を持っており、特に南部地域は現在も対立が激しい。このような問題を抱えてはいるものの、一概にスーダン人は人なつっこく親切である。素朴な地元の人々との出会いも、スーダンの醍醐味のひとつとなるだろう。
青ナイル・白ナイル・そして両者が出会ったナイル川が国土の南北を縦断しており、特に降雨量の少ない北部では住民はナイルに依存しながら暮らしている。首都ハルツームは長い間奴隷貿易の拠点として繁栄した都市であり、治安はおおむね安定しているものの、多くの検問が設置されている。スーダンに入国した外国人は入国後直ちに在留届の提出が義務付けられているおり、撮影隊にも非常に厳しい国である。プレスカードを取得し常に所持すること、移動の際には様々な許可を取得しなければならないことなど撮影には様々な制約があり、許可を取得しても様々なトラブルが起こる国がスーダンだ。
南部地域は熱帯雨林となっており、ヌバ族やディンカ族、ヌエル族などの興味深い伝統が残るものの、内戦により彼らの生活は崩壊しつつあるという。現在は治安や衛生、また立入許可取得の面においても、スーダン南部への渡航は困難な状態である。衛生面については一般的に乾期の北部において髄膜炎、雨期の南部ではマラリア他風土病の流行がある。北部ナイル沿い地域にはエジプト文明の影響を受けたピラミッドや寺院などの遺跡が点在する。
スーダン新時代へ・ハルツーム大学
首都ハルツームの中心部に位置する、スーダンを代表する大学がハルツーム大学である。数々の指導者を生んだ歴史ある大学であるが、際だって自由な校風を持っている。緑の多いキャンパスは学生達であふれ、同性同士で手をつなぐことが一般的なイスラム圏であるこの国で、手をつなぐ男女の姿も見られる場所は珍しい。授業はアラビア語2割、英語8割で行われており、宗教も全く関係なく学生達に門を開けている。日本語講義もありスーダン人が日本語を教えている他、日本から講師を招くこともある。スーダン人は非常に敬虔なイスラム教徒で、飲酒禁止など様々な宗教的規制がある。どちらかというと保守的な国の中で、自由な環境を生徒達に与えているこの大学内は別世界である。 100年にわたって次世代のリーダーを排出してきたハルツーム大学。貧困にあえぐスーダンを変えことのできるリーダーが生まれる日も遠くはないだろう。
奴隷貿易で栄えた都市・ハルツーム
青ナイルと白ナイルの合流地点にはスーダンを代表する3つの都市がある。首都ハルツーム、工業の中心ハルツームノース、文化の中心オムドゥルマンで、これらの都市は橋と道路で結ばれている。ハルツームは活気のある首都で、政府機関や銀行がならび、多くの人々で賑わう。年間をとおして乾燥し、昼夜の気温差が激しい。1820年にエジプトのモハメッド・アリによって建設され、その後ナイル航路の重要な港町として栄えた。象牙などの貿易も盛んだったが、中央アフリカの奴隷貿易においても中心的な役割を果たしていた。
南部の地域で集められた奴隷はハルツームへと運ばれ、この街の奴隷市で売買された。また1885年ジハード(聖戦)を叫んで立ち上り、当時支配していたイギリス植民地政府のゴードン将軍に打ち勝ったマハディー軍でも有名な場所である。ハルツームノースはスーダン経済を支える工業都市であり、立ち並ぶ工場の煙突からたなびく煙は将来のスーダン経済発展を約束しているようだ。オムドゥルマンは文化、伝統的な街であり、敬虔なイスラム教徒の心のよりどころであり、スーダン国民が心を一つにすることのできる都市だ。これらの都市は厳格なイスラム都市であり、最高級ホテルにおいても飲酒はご法度だ。
このページは、スーダンに関するテレビ・CM・新聞・雑誌等の取材コーディネイトとスーダンで行われる展示会、スポーツ・文化イベントのコーディネイトを通じて得た情報を配信しています。是非、観光やビジネスなどの際に役立てて下さい。
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